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5回目 |
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親子で遊びましょう 〜アメリカの子育て支援サービスから その2 |
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かわいい孫娘へ
秋も深まり、肌寒い日が続くようになりました。みんな元気でいるかしら?
さて前回は、各家庭の良さと価値観を大切にしながら子育ての手助けをする、アメリカの子育て支援サービスのお話しをしましたね。家庭訪問をする家族支援ワーカーは、子育てを"指導"したり"監督"したりするのではなく、親子で楽しめる遊びやおもちゃづくりを教えたりすることを通しながら、親子に寄り添い、ともに問題に向き合ってくれる存在なのです。家庭訪問のことを触れたきっかけに、今回は、「健全な家族アメリカ運動」の家庭支援ワーカーが訪問の度に教えていく親子の遊びを紹介しましょう。
●赤ちゃんと楽しく過ごす方法 〜遊び方紹介
遊びを通じて子どもと楽しく過ごす時間を持つ「念入りな」子育ての実践は、親子の愛着の絆を強くしていきます。
(自分自身があまり念入りに育てられなかった親たちも、自らのこころに開いていた穴が埋まっていくそうです)。
家事や仕事で忙しくしているママもパパもちょっと座って、子どもと10分間一緒に遊んでみましょう。これはトラウマセンターでも教えている「子どもと波長を合わせる」大切な時間です。多少部屋が散らかっていたって、洗濯物がたまっていたって気にしない。完璧な親になろうと神経質にならなくていいの!みんなが一緒に笑って楽しめることが、家族の絆を強くして、子どもに「安全の基地」を与えるのです。
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○赤ちゃんは白黒がお好き
まず生まれたばかりの赤ちゃんには、黒の背景に白い絵を貼り付けたり、白の背景に黒い絵を貼り付けた厚紙(小さな本にしても良いですね)を用意しましょう。絵は何でもよいのですが、ママやパパの黒白の顔写真や、赤ちゃんが見知っているおもちゃなど、黒白のいろいろなデザインをコピーしたものでもOKですよ。赤ちゃんを片腕に抱き、もう一つの手に本を持って20センチくらいの距離で赤ちゃんに見せ、語りかけます。内容は何でもいいの。赤ちゃんに両親の声を聞かせることと、黒白のデザインに目を集中させることで、視聴覚神経の発達を促すことができるのです。
○毎日5回、3〜5分の腹ばいを
オレゴン州の「健康な出発」では、近隣のボランテイアの方たちが作ってくれた2メートル四方のキルトを持って家庭支援ワーカーが家庭訪問をし、赤ちゃんを毎日5回、3〜5分間、キルトの上に腹ばいに寝かせることを勧めます。赤ちゃんの未発達の消化器官には、腹ばいがとても気持ちが良いそうです。ほらやってごらんなさい、気持ちよさそうでしょう?
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○はいはいの準備
生後2ヵ月くらいたつと、絵本やぬいぐるみ、またはパパやママの顔写真を厚紙に貼って屏風状にしたものを(オレゴン州「健康な出発」ではワーカーと親が一緒にこれを作ります)、キルトの端に立てかけて置きます。赤ちゃんは腹ばいから首をあげると本などが見えてご褒美になるので、もっと見ようとして自分で首を持ち上げようとします。首が座ると今度は、それに触ろうと努力を始め、「はいはい(這い這い)」の準備になります。
○6ヵ月で互いに関わる遊びを
6ヵ月頃から、赤ちゃんをママの広げた足の間に座らせて、パパが赤ちゃんにボールを転がし、ママと赤ちゃんがそれをパパに返すなどの「お互いに関わる遊び」を始めます。手頃な空き箱の中に豆を入れてテープでこぼれないように密封して手作りマラカスを作り、音を聞かせてお話しをするのも楽しいですよ。
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○目線を合わせて遊びましょう
子どもが1歳半になったら、お互いに目線が同じになるように向かい合って座り、ボーロの様なお菓子をお互いに一粒ずつ食べさせっこをしたり、ママまたはパパの鼻の頭にコットンボールを水で貼り、子どもに吹き飛ばしてもらうのも、目線が合って、アタッチメント(愛着)を深める楽しい遊びになります。
ぜひ試して、家族みんなで楽しい時間を過ごしてください。
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