歓びに満ちた心を持つ
歓びは、単に悲しいものがないということではなく、胸の内に深く宿る愛と希望、楽観の精神で、悲しい時にも耐えていく強さと勇気を与えてくれます。愛し愛される感覚、達成感、希望が、元気いっぱいに喜びを伴って表現できる、そんな歓びに満ちた心が、陽気な遊び心を最大限に引き出すのです。
社会的なつながりを持てる
周囲の人々や地域と協力的に関われることは、遊び心に大切な要素です。愛情を注ぎ思いやってくれる大人がいるからこそ、子どもは安定した愛着関係を形成でき、自分を取り巻く世界を模索する自信を持てるといえるでしょう。
内的コントロールができる
自分を取り巻く世界を模索し、その世界と関わっていくためには、自分は危害を加えられないと思う安全感、そして自らが特別で、大切な存在だと感じる肯定的な自己価値観が必要です。自分が無能だと思っている子どもにとって、世界は恐ろしい場所でしかないでしょう。
安全感や肯定的な自己価値観、有能だと認められる感覚が土台の基地となり、ここから人生の冒険に船出をし困難にでくわした時には、自分の価値や能力を確認しながら内的コントロールをしていくのです。
積極的な関与ができる
活動に没頭でき、その瞬間その瞬間を本当に楽しめることです。過去に心を奪われていたり、未来を心配していたら、実感をもって「今現在」を感じることができません。歓喜、驚き、愛情は、その瞬間にしか感じることができない経験です。そのためにも子どもが驚きや情熱、想像や歓喜の瞬間を体験できる場を創ることが必要でしょう。こうした体験は、おそれや悲しみなどを拭い去り、心の中に喜びを根付かせる強い力を持っています。 |