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児童家庭支援センターってどんな機関なの? |
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児童福祉や子育て家庭支援を目的に地方公共団体や福祉法人により運営されている公的機関で、子育て中の人なら誰でも気軽に利用できる施設です。
各センターには相談室、プレイルーム、カウンセリングルーム、セラピールーム、親子訓練室、宿泊室などがあり、専門の相談員が子育ての心配や悩みの相談をお受けしたリ、子どもの預かりサービスをはじめ、各種問合せへの対応、専門機関の紹介など子育て家庭を支援するサービスを提供しています。
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写真は愛泉児童家庭支援センター(埼玉県) |
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だれでも相談できるの? |
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子育て中の方なら誰でも無料で気軽に利用できます。
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どんなサービスがあるの?※センターによって利用できないサービスもあります |
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?子育て相談
専門の相談員が子どもと親子に関するあらゆるご相談に無料で応じます。ちょっとした不安でも大丈夫。ご相談は電話、メール、来所のどの方法でも受付けています。
相談内容によって解決の具体策をアドバイスしたり、状況により専門的な検査やチ
ェックを行ったうえで必要に応じて各種療法によるケアも行っています。
?トワイライトステイ、ショートステイサービス
仕事が忙しい、休めない、また家庭の事情で子どもを見れない場合に利用できるサー
ビスです。夜間預かり(トワイライトステイ)サービス、短期間預かり(ショートス
テイ)サービスがあります。費用は1日約2000円程度です。(センターにより異
なります) |
相談室 |
?病児保育サービス
お子さんが発熱などで保育園では預かってもらえない日に有料で預かってもらえるサービスです。看護士さんが常駐しています。
?各種問合せへの対応、専門機関の紹介
各区役所や市町村の子育て支援課や児童福祉課などと常に密な連携をとり、子育てに関する情報の共有を行いお問合せに対応しています。 また、保健所、保健センター、児童相談所、社会福祉事務所、警察署、学校、幼稚園、保育所などとの連携により、利用者のお悩み解決に必要な機関をご紹介しています。
?「子育てひろば」や「子育てセミナー」の実施
子育て中の親同士が交流でき、安心して子ども同士を遊ばせることの出来る場の設定やイベントを開催しています。
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児童家庭支援センターってどこにあるの? |
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各都道府県の全国各地に設置されています。
お住まいの市町村にない場合もありますが、ご相談には特に利用地域の制限はないので、都合のよいセンターをご利用ください。
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どんな人が相談にのってくれるの? |
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「児童指導員」「保育士」「臨床心理士」「社会福祉士」といった専門的な資格を持つ担当者が相談員として常時待機しています。
相談員は相談内容の守秘義務を遵守しています。 |
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相談にはどんなものがあるの? |
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相談の種類は
・ 子どもの成長、発達の心配 ・ 子どもの性格、行動の心配
・ 育児、しつけの不安 ・ 子育てと仕事の両立の悩み
・ 不登校やいじめ、非行の悩み ・ 夫婦、家族、家庭の悩み
・ 経済的な悩み ・ 養育の悩み
・ DV(家庭内暴力) ・ 障害の悩み
などさまざまです。ここに当てはまらないものでも子どもと子どもを育てる家庭のことなら何でも相談できます。ちょっとした不安でも気軽に聞いてもらえますよ。まずはメールか電話で連絡してみてください。
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どんなアドバイスをしてもらえるの? |
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相談内容によりますが、主に現状と問題の原因を確認し、解決策を探っていきます。
1回で完結する電話相談もあれば来訪による継続支援になる場合もあります。
解決内容により、適切な専門機関を紹介したり、手続きや手配のお世話をします。
お子さんの発達に関する相談の場合には状況により専門的な検査やチェックを行い、必要に応じて各種ケアも行うことができます。 |
判定室 |
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検査やケアにはどんなものがあるの?※センターによっては実施していないものもあります。 |
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知能・発達検査
「WISC」と呼ばれる検査で、子どもの知能発達段階における読む、書く、覚えるなどにおいての得意、不得意分野を判別することができます。たとえば、読む、書く、覚えるのうちの得手・不得手、また覚えるのなかでも目で覚える、耳で覚えるのどちらかが得意・不得意だったりということが見つかったりします。結果に基づき適切な訓練をおこなうことができます。 |
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発達チェック
身体の発達に不安がある場合に主にさまざまな器具やおもちゃなどを使わせてその様子を観察する「行動観察」により行います。たとえば手を使うのが苦手だったり足を使うのが
苦手だったり、指先を使うのだけが苦手だったり、また、ボールを扱うのが苦手、絵を描くのが苦手だったりと、子どもによりいろいろな状況があります。気になる部分が見つかった場合には、具体的な指導・アドバイスや訓練もおこなうことができます。 |
遊具類 |
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情緒・性格テスト
絵を描かせる「描画テスト」、大きい子どもだと質問紙によるテストなどがあります。積極的・消極的な部分、外交的、内行的など、性格や内面的な要素を分析することができます。結果により専門家によるカウンセリング療法やプレイセラピー、箱庭療法などによるケアも行っています。 |
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心理カウンセリング
育児をする親が悩みや不安を抱えて精神的に不安定な状態の場合も多々あります。相談者の不安や要望などを明確化していくことで精神的な不安を取り除き、自身による解決力を導き出すお手伝いをします。 |
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プレイセラピー プレイセラピーは遊戯療法とも言い、カウンセラーが子どもと一緒に遊ぶ事を通じてカウンセリングを行う心理療法です。専用のプレイセラピー用ルームには子どもが扱いやすく創造性や心の状態が表現しやすい遊具類を用意し、うまく言葉にできない感情を遊びを通じて表現させます。心のケアや自己肯定力を高める効果があるといわれ、体力や創造力、カウンセラーとの係わりから他人とのコミュニケーションを学ぶことができます。 |
プレイセラピールーム |
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箱庭療法
目的はプレイセラピーと同じで、こちらは箱庭の中に小さなミニチュアの世界を作ることで自分を表現していく療法です。内面にある感情を表現する事で心のケアを行う方法です。
専門のセラピストが対応してくれます。 |
箱庭療法に使うグッズ
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親子訓練 子どもや親子の状況に合わせたトレーニング内容を、専門の相談員が親と子どもと一緒になっ
て行います。また、日常的に親からの働きかけや取り入れてほしい事柄も具体的にアドバイス
します。 |
親子訓練室 |
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