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夫として、父として、支え助ける
疲れている時やストレスを抱えている時、人にやさしくできなかったりすることは誰しもありますよね。パパもいろいろ大変だとは思いますが、育児に追われているママには、ストレスの源となる要素がたくさんあります。ママがイライラしてもここは寛大に受けとめて、肉体的にも精神的にも支えてあげてください。
産院から家に帰ってきたママの育児業は24時間作業。出生から3ヵ月までは「第四胎児期」といわれ、新生児はまだ昼夜の区別がつかず、未熟な内臓は一度に大量の母乳の消化ができないので、3時間置きぐらいに少しずつおっぱいを要求します。だからママは寝不足。そして母乳が出ないと心配、出過ぎても胸が張ってたいへん。出産後、身体の回復が充分でなくてまだつらいけれど、あなたや家族のご飯をつくり、洗濯や掃除もしなければいけない。こまごました家事はたまる一方・・・「あー!また独り身になりたーい」と思っても責められません。
こんな時、たまにでもパパが早く帰って買い物を手伝ってくれるだけでも、大きな助けになります。買い物は、食べるもの、飲むもの、赤ちゃんのもの、雑貨・・・と「買い出し」のようなものですから。
また家にいる時間をちょっと増やして、子守をパパが引き受けて、ママが一人で買い物にいける態勢をつくってあげるのもいいでしょう。「一人で出かける買い物」という自由だけでも、ママはリフレッシュできるはずです。
パパは、ママの心身の疲れが、子育ての楽しみを妨げ、母親としての自信や喜びが持てなくなってしまわないように気を配り、支え助けてあげましょう。あなたが自分を支えてくれているとわかるだけで、ママの気持ちも違うはずです。
母親の孤独・孤立感は児童虐待・放置の危険要素の一つです。忘れないでね。
マタニティーブルー中のサポート
マタニティーブルーとは、出産後10〜12日内に、新しいママが急に理由なしに泣きだす、イライラする、疲労感を覚えるなどの一時的な情緒混乱をきたすことで、出産後の80%もの女性が経験するといわれます。これは、妊娠中に多く分泌されていた女性ホルモン「プロゲステロン」が急激に減ることによるとされています。ですから「ヒステリーを起こしている」というのではありません。体内変化が、精神的に不安定な状態を引き起こしていることを理解し、「一時的だよ」と励まし、連れ添ってあげてください。
子育ての本番はこれからです。あなたがた夫婦が仲良く、体も心も元気な状態で親子の関係づくりができるよう、最初の問題を一緒に乗り越えていってくださいね。
もしママに思春期からうつなどの症状があり治療を受けた経験があったら、マタニティ―ブルーが重いうつ病に移行する恐れがあります。あなたは奥さんの日頃の精神状態に一番詳しい人なので、この時期に注意深く見守ってください。母親のうつは、愛着の絆作りを妨げ、児童放置の最大原因となります。
ここで父親として、児童虐待・放置の定義を知っておいてください。虐待とは「親がしてはいけないことを、すること」で、肉体的虐待、性的虐待、精神的虐待に分けられます。放置とは「親がしなければならないことを、しないこと」です。「虐待」は男性が加害者である場合が、「放置」は女性が加害者であることが多いです。
心配や不安があれば専門機関に相談してください。はぐらぶサポートネットワークはこちらから
男性だって育児休暇
まだ胎児期にあるとされる生後間もなくの赤ちゃんは、ノンレム睡眠(熟睡)に入ることがありません。だから、お腹がすけば昼夜を問わず泣きだして、世話をするママはたいへんです。自分の食事も睡眠も十分とれなかったり、生活のバランスが崩れたりして、心身ともに消耗します。それに新生児は表情が乏しく、なぜ泣くのか、何をしてほしいのか分かりにくいもの。初めての子育てであればなおさら、母親の負担が大きいことでしょう。
日本では、妊娠したら実家に帰り、実の親や姉妹に守られて出産される方もいらっしゃいますよね。とくに第一子の場合は、子育て経験のある近親者が一番頼りになるので、とてもよい習慣です。でも、皆が里帰り出産できるわけではありませんね。
そうなると、孤立しがちな母親の不安を鎮めて、サポートをすべき最も近い存在は父親であるあなた。ここは、多くの男性のさきがけとなるべく、育児休暇制度を使ってみては?(といっても、日本ではまだ男性の育児休暇制度が活用されていませんよね。欧米のように当たり前に休暇が取れるよう、人々の意識がかわっていけばいいのですが・・・。)
長期の育児休暇は無理でも、日頃から夜中の授乳の援助などで母体の健康維持を支え、自らも積極的な子育て経験を通して子どもとの愛着の絆を深めてください。互いにいたわり合える暖かい愛情のこもった親子関係ほど、子どもの成長を支える素晴らしいものは無いのですから。

ぐらんまは日本の各地で「愛着の絆作り」の講演をしています。その時、耳にするのはこんな母親の嘆きです。「赤ちゃんが泣くと、私の育て方がいけないと怒鳴られるのです。明日の仕事に障るから静かにさせろ、ですって。それで冬の寒い夜に外に出て、赤ちゃんをゆらしあやしながら私もずっと泣いていました」・・・なんと悲しい情景でしょう。あなたは、そんな横暴な男性ではありませんよね。

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子どもの成長に沿ったぐらんまアドバイス。
よりよい親子関係を築いていきましょう。