親子で楽しみながら成長を助けましょう
・おはなし
この時期はどの国の言語の音でも聞き分けられる脳神経回路が沢山あります。だから、語りかけや本読みで母国語をいっぱい聞かせてあげて、母国語の回路を強めてあげましょう。語りかけるときは、「ウマウマ」という赤ちゃん言葉を「そうよ、ママよ」などと意味づけたり、気持ちや感情を「言葉にして」伝えることも大切です。本を読むより、絵を見せながらお話をしましょう。ママやパパは表情を豊かにして、声で主人公の感情を表現してみてください。赤ちゃんは本を見るよりもまだかじる方に興味があるでしょうが、あきらめずに毎日または毎晩続けてね。
・音楽
そうそう、音楽を聞かせるのも脳神経回路の発達を助けます。モーツァルトやショパンのクラシックのほうがを赤ちゃんは喜びますよ。でもすぐ飽きるので、ママやパパが歌ってあげてください。同じ音楽を繰り返すのも大切です。
・「いないいないばぁ」
ほかの人がどのような行動に出るか「予測できる」能力を育てる、社会生活に欠かせないスキルを育む遊びです。赤ちゃんも大好きなので、家族みんなで楽しんでね。
赤ちゃん自身の「癒し」行為
先にも書きましたが、おしゃぶりや毛布やおもちゃ、または親指などをしゃぶって、自分を癒す・なだめる行為を始めます。子どもによって色々ですからちゃんと観察して、この行為を直そうとしないでね。自分をなだめ、癒す能力はストレスの多い人間社会に生きていくのに大切なもので、成長するに従って、もっと適切な癒しの行為を自分で見つけていきますから、だいじょうぶ。あなたのママも2歳ぐらいから、指しゃぶりと耳いじりから、小さいスヌーピーのぬいぐるみを二つ胸に抱く方法へとかわっていきました。え?もっと大きくなってからはですって?えーと、ベッドの上に沢山のぬいぐるみを並べて、その中から毎晩一つ選んで、一緒に寝ていたのは覚えているけれど・・・。
家族でおでかけ
週末には家族で動物園や遊園地へ行って、楽しい体験をたくさんさせてあげましょう。動物の赤ちゃんをなでたり、パパと一緒に小さい車に乗ってハンドルに触ったり、と色々な経験が出来ますね。様々なものに興味をもって周囲を探索することで、脳神経回路がどんどん発達し、そして探索を繰り返すことで回路は強まっていきます。「興味」「好奇心」「探索」「発見」が後の「学習の喜び」につながっていくのですよ。頭の良い子になって欲しかったら、ママやパパは、上に書いたアドバイスを実践する時間や労力を惜しまないようにね。不自然な学習を繰り返すような赤ちゃん塾より、こうした親子で行う遊びの体験から自然に得る学習の方が、脳を健全に育てるのです。赤ちゃん塾などには、決して入れないでね。 |