チャレンジを与え、励まし、ほめましょう
身体はまだ小さいかもしれませんが、小脳の発達によって体のバランスが良くなり、スケートやスキーなどを始めるのにすばらしい時期です。指先のコーディネーションも良くなって、小型で複雑なレゴブロックなどを組み立てることもできるようになります。
できるだけチャレンジを与えて、失敗したら励まして手を添え、一人でできるようになったら大いに褒め、息子さんや娘さんがあなたの誇りであることを伝えましょう。
口腔の筋肉も発達し、言葉をたくさんつなげて自分の要望や気持ちを話すことができますね。声を出して本を読んだり、歌をうたうように励ましてあげてください。
パパとの関わりでさらに自信を持てるように
4歳から5歳にかけて顕著になってくるのが、自分の性へのアイデンティティー(同一視)です。「僕は男の子だからお人形遊びはしない」「私は女の子で、大きくなったらパパと結婚するの」・・・こんなことを子ども同士で言っているのを耳にすることがあるでしょう。
この時期に大切なのが、子どもに関わってくれる優しくも強いお父さんです。
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男の子にとってパパは大切な役割モデルです。パパも息子とキャッチボールやスキーを教える楽しみを味わう事でしょう。
女の子にとってはパパが最初の恋人。お休みの日のパパとのいろいろなおでかけは、行き先がママとのおでかけと変わらなくても何か安全で、特別なイベントのように感じるのです。
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お父さんたち!
忙しくても時間を取って、子どもに今日なにがあったか、どんなことをしたか聞いてあげてくださいね。子どもの話に耳を傾けてくれるお父さんの存在は、「お前は大切な子なのだよ」というメッセージとともに子どもに自信と自己尊重を埋め込むのです。「それはママがするから」などと言わないでください。いつも子どもたちと接しているママよりも、パパはもっと強いインパクトを子どもに与えることができるのですよ。
パパやママとの外出が知性を刺激する時期
5歳児に必要なのは、動物園や博物館などで知性を刺激されることです。テレビは知性の刺激になりません。受身でボーっと見ていると、前頭葉を発達させるベータ波という脳波が出てきません。
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週末などはできるだけ外に出て、地域の資源を使って子どもの興味を刺激して、「一緒に考える」「一緒に探求する」「一緒に楽しむ」時間を作ってください。この時期に保護者と子どもと費やした時間が子どもの将来を決めると言っても、言い過ぎではありません。
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パパやママと嬉々として外出していた子どもたちも、小学校高学年になると友達と遊びに出かける方を選ぶようになるでしょうから、親にとっても、今が子どもを「楽しむ」絶好のチャンスなんですよ。
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